赤ちゃんが母乳を飲んでくれなくてお悩みのお母さん、とても多いですよね。
筆者の場合も母乳をあげようとすると上手く吸ってくれなかったり、母乳の出も悪かったりでとても悩みました。母乳は栄養もあるし赤ちゃんの免疫アップのためにも飲ませたい。何より我が子と母親の大切なスキンシップでもあり、飲んでくれることが普通と思っていた筆者は、試行錯誤しながら気持ちが潰れないところまで頑張ってみました。そこで試してみたことを今回はご紹介していきたいと思います。
ミルクを少し飲ませた後で母乳をあげる
産後の入院中から母乳の出が悪く、ただ吸ってもらわないと出るようにもならないと助産師さんからアドバイスももらい、とりあえず咥えさせていました。私の胸も小さかったので、子供の頭をガバッと半ば強引に自分に引き寄せてみたものの、ギャン泣きして顔をのけぞらせるわが子。そこで助産師さんから一旦赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるために、作っておいたミルクを少しだけあげましょうと言われました。ミルクをあげると、待っていたミルクがもらえて赤ちゃんの気持ちも少し落ち着きを取り戻した様子。そのタイミングで再び母乳にトライ。ミルクをあげすぎてもいけないので母乳をあげたい場合は一度くらいにしておきます。泣いている最中も赤ちゃんが大きな口を開けたらすかさず乳輪全体を咥えさせます。
しかしギャン泣きはこちらも精神的にきついものがありました。少しづつでも母乳に吸い付いてくれる時間が長くなればスムーズに母乳一本に移行できたのかもしれませんが、私の場合はそうはいきませんでした。何分も大泣きされては子供も可哀そうだしこちらも参ってしまうからです。しかし、泣いてしまってどうにもならない時は一呼吸置かせるためにもミルクをあげてみて良かったと思っています。
- 大泣きして収拾がつかない時は、気持ちを落ち着かせるためにミルクを飲ませてから母乳にトライしてみる
- ミルクに頼りすぎると母乳には見向きもしなくなるため注意
母乳外来に行く・抱き方を工夫する
母乳外来では授乳の仕方を見てもらったり、乳首の形を診たりマッサージをしたりしてもらえます。マッサージをすることで乳首が柔らかく伸びるようになるため、赤ちゃんも咥えやすくなるそうです。
家では授乳前にホットタオルで胸を温めマッサージしてから授乳するようにしていました。抱き方も横抱きや縦抱きなど色々試すとよいそうです。私は高さ調節や自分も楽な姿勢でいられるために授乳クッションやタオルを併用していました。
私が行っていた母乳外来の金額は3000円~5000円程しました。(産婦人科のものと個人のものと2箇所に行きました)金額的にお安くはないのですが、行き詰ってしまっている場合は一度相談してみると気持ちもすっきりしますし的確なアドバイスももらえます。
- 母乳外来で授乳の仕方、乳首の形をチェックしてくれる
- 赤ちゃんが咥えやすい抱き方をいくつか試して工夫する
- ホットタオルで胸を温めマッサージしてから授乳してみる
搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ます
そもそも母乳の量も絶対少ないはず!
どれくらいの量を飲めているのか、出ているのかがわからなかったこともあり、搾乳機で搾乳して哺乳瓶であげてみることに。これが、痛いのに頑張っても少ししか搾乳できませんでした。
それでも母乳の成分は赤ちゃんに必要だからと少しでも飲んでもらいました。お母さんの胸も搾乳などしないと固くなったり痛くなる症状も出てしまいますからその対策にもなります。
- 搾乳して母乳の出る量を確認する
- 搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませる
ニップルシールド(乳頭保護器)を使う
私の乳首は赤ちゃんが吸い付きにくい扁平乳頭・陥没乳頭でした。産院でも市販の乳頭吸引器も勧められ使用しました。使用方法は、水で濡らした乳頭保護器を乳輪に付けて授乳するといった感じです。
結果は、付けた方が赤ちゃんは吸い付きやすく、私も吸ってくれている感じを感じ取ることができました。ただ、保護器がすぐに取れてしまったりしてイライラしてしまい、使わない時もありました。私の場合はお乳の量が少なかったので、赤ちゃんもずっとは吸ってくれず、お腹が満たされず泣いてしまったりしていました。使用感は保護器の種類や個人差もあると思いますので試す価値はあると思います。
- 扁平乳頭、陥没乳頭の場合はニップルシールド(乳頭保護器)を使ってみる
哺乳瓶の乳首を変える
普段使っている哺乳瓶の乳首を変えるということも試しました。
変更する理由としては、柔らかくて飲みやすい乳首だとミルクがどんどん飲めてしまうため母乳よりもミルクを好むようになってしまうからです。
そこで、私が使ったのはピジョンの「母乳相談室」というものでした。赤ちゃんの反応は、飲むのに時間がかかって大変そうではありました。商品の口コミなどでは、吸う力がついて完全ミルクから完全母乳育児に切り替わったという方もいるようです。私としては、授乳にもミルクにも時間がかかり、大変でしたし、母乳を吸ってくれるまでにはしばらく時間がかかりそうだと思いました。こちらは続けることで効果に期待できると思います。
- 哺乳瓶の乳首を訓練用の乳首などに変える
- 飲む時間は長くなるが続けることで効果が期待できそう
結果(私の場合)
私の場合は、母乳育児にどれくらい向き合ってみようかを退院後しばらくしてから決めました。1か月はできることを頑張って、改善されないようなら完全ミルク育児に切り替えようと。そして1か月頑張りましたがなかなか結果は出ず、完全ミルク育児になりました。出来ることはしたという気持ちと、母親としてはやっぱりちょっと寂しいという気持ち、両方ありました。でも、これからの赤ちゃんとの生活が笑顔で送れるのは私の場合はミルク育児でした。因みに第二子も同じような状況でしたので、こちらは始めからミルク育児でした。
こちらの記事は私の体験ですが、頑張っても成果が出なくて精神的に辛くなってしまったら、頑張りすぎないでくださいね。頑張っている自分を褒めて、楽しく育児できるよう応援しています。