トイレトレーニングは、子供の成長において重要なステップですが、思うように進まないとイライラしてしまうこともありますよね。
この記事では、トイレトレーニングが進まない時にイライラしてしまう原因を探り、気持ちを和らげるための対処法や、トレーニングのコツをご紹介します。
自分自身を大切にしながら、子供と一緒に楽しめるトイレトレーニングのヒントを見つけていきましょう。
イライラの原因と対処法

私自身、一人目のトイレトレーニングは時間がかかり、なかなか進まないことに焦りや不安がありました。
イライラしてしまうと、つい子供への口調も厳しくなってしまったり。そんな自分に嫌気がさすこともしばしば。でも、イライラしてしまう気持ちになることは、誰にでもよくあることなんです。
原因は、主に以下ことがあげられます。
イライラの原因
①周囲と比較することによる不安や焦り
②子供のトイレ拒否によるストレス
③家事以外の負担が増えフラストレーションがたまる
周囲と比較することによる不安や焦り

ママ友と会話をしていると、トイトレの話題も多いですよね。
親は、子供の成長を見守りたいと思う一方で、周囲の子供達と比較してしまうこともあります。
周りの子ども達が順調にトレーニングが進んで、もうオムツは卒業!なんて話を聞いていると、「うちの子はまだだ、早くしないと!」と不安や焦りが出てくることもあるでしょう。
そのため、親が頑張りすぎてしまうことがあります。ですが、頑張っていても上手くいかないことが多いため、ストレスが溜まってしまうのです。
対処法
周りと比較しない。固定概念を捨てる
『~しなければならない。~するべき』という思考は、不安や焦りを招き、頑張りすぎてしまう傾向にあります。
『~歳までにオムツを外さなければいけない、トイレは毎回必ず行かせないと・・・』
このような思考をしている事に気づき、周りと比較する事をやめると、良い意味でマイペースにトイレトレーニングに取り組めますよ。
子供のトイレ拒否によるストレス
トイレに誘っても、行ってくれない。泣いてしまう。
これがストレスになります。
せっかくトイレに行っても、座ってくれない。おしっこを出せないなど、トレーニングはその段階ごとにハードルがあります。
更に、時間に余裕がないと、親としては早くトイレに行って早くして!という気持ちになりますよね。トイレ拒否により親が期待するペースで動いてくれない。そのため時間管理も難しくなり、イライラの原因になるのです。
対処法
・無理にトイレに行かなくてOKとする
・トイレを行きたい場所にする
・子供のペースを理解する
トイレに行けない時があっても良いか、行けた時はたくさんほめてあげよう!と思うことも大事です。
外出する時は、パンツでお漏らしすると何かと大変なので、オムツで出かけると気も楽でいられます。
声掛けはするけれど親も子供も無理はしない。これがイライラしないコツですよ。
また、トイレに頑張りシールや好きなキャラクターのポスターを貼ってみたり、楽しい空間にすると子供も行く気持ちになってくれます。
時間に余裕をもって動くというだけで、気持ちにゆとりができます。
親のペースで子供は動いてくれません。トイレを怖がる子もいるし、それぞれのペースがあるんだな、ということを理解しておきましょう。そう考えるだけで、イライラも抑えられますよ。
家事以外の負担が増えフラストレーションがたまる
トレーニング中、始めはオムツからスタートしましたが、おしっこができるようになってパンツになると、お漏らしもするようになります。
普段から家事で忙しいお母さんたちは、家事+トイレトレーニング+お漏らししたパンツを洗う、着替えさせるという新たな負担が増え、大変になります。
私自身は、お漏らしの後始末が大変でストレスがたまりました。
子どもが予期せぬタイミングでお漏らしすることが多かったからです。
おしっこだけではなくウンチもお漏らしするのでとても大変でしたね。
このような毎日の積み重ねがイライラの原因となっていました。
対処法
失敗はするものだと思って準備する
私の子供はトイレトレーニングが進んでパンツになってからも、遊びに夢中になっていたりすると、よくお漏らししていました。夜のおねしょも頻繁にありました。
でも、子供も練習中なので失敗もたくさんしますよね。
お漏らしするものだと理解しておくと、失敗した時もそこまでストレスもたまりません。
トイレの声掛けは頻繁にしよう。着替えの準備もOK。おしりふきもビニール袋も持った。今は絶対漏らしてほしくない場所だからオムツにしようなど。
布団におねしょ用に防水シーツを付けておくのも良いですね。対策することでストレスは減らすことができますよ。
トイレトレーニングのコツ

ここで、私が試したことも含め、トイレトレーニングのコツをご紹介します。
トレーニングのコツ
①トイレを行きたい場所にする
②決まった時間にトイレに誘う
③ステップや補助便座を使う
④パンツの上にオムツでストレス軽減
⑤身体の発達を待つ
⑥幼稚園や保育園でもトレーニングに協力してもらう
⑦ポジティブな声掛け
トイレを行きたい場所にする
トイレに無理に行かせようとしても親も子もストレスが溜まってしまいます。
トイレが楽しい場所となるように親子で工夫してみましょう。
例えば、私は下記のことを試しました。
- 頑張りシール表を貼り、トイレに行ったらシールを貼る
- 好きなキャラクターのポスターを貼る
- しまじろうなどのトイレトレーニング用のおもちゃを使う
- 好きな絵本をトイレで一冊読む
決まった時間にトイレに誘う

毎日決まった時間にトイレに行くことで、習慣になっていきます。
具体的には、
・朝起きてすぐ ・食前 ・食後 ・おでかけ前 ・お風呂前 ・寝る前
この時間は必ず声掛けをしていました。
また、トイレトレーニングを始めて間もない時は、おしっこの間隔が短かったので、1時間に一回くらいトイレに誘っていました。多く行っていれば、おしっこが出るタイミングが合ってトイレで出す確率もあがるからです。
ステップや補助便座を使う
大人用の便座では便器に落ちてしまいそうになります。
安心して座れるように、補助便座を使いましょう。
手を掴む場所があれば、安定感もあり、ウンチの時に踏ん張りやすくもなります。
また、足がぶらついていても不安定で踏ん張れないのでステップも使うとよいですよ。

パンツの上にオムツでストレス軽減
トレーニングを始めてすぐにパンツ1枚で過ごすお子さんもいますが、お漏らしが気になる時は無理をしなくてよいですよ。
我が子の場合は、
オムツでトイレに行く→おしっこが出せるようになって子供がパンツを履く気持ちになってからパンツに→お漏らしが気になる時や外出時はオムツorパンツの上にオムツ
といった具合に進めていました。
パンツを履かせてからオムツで漏れ対策をすることで、親も子供もストレスが減りました。
それでいてパンツは濡れるので、気持ち悪い感覚もあるためトレーニングはしっかりできます。
イライラの原因に、色々な場所でおしっこが漏れて掃除が大変という事もあるので、大変な時はオムツにしてしまうか、パンツの上にオムツという方法もあるので、試してみてくださいね。
身体の発達を待つ
私の息子は4歳になってもウンチがなかなかトイレで出せず、私は息子の肛門とにらめっこばかりしている時期がありました。
しかし、後々発達相談などを通して知ったことは、どうやらウンチを座って出すには身体の発達やふんばるための筋肉の使い方が関係しているということ。
身体の機能が発達すれば自然と出せるようになると知って、焦る必要は全くなかったなと思いました。
なかなか進まない時は、身体の発達を待つということも頭に入れておくと良いですね。
幼稚園や保育園でもトレーニングに協力してもらう
家だけでなく、幼稚園や保育園でもトレーニングに協力してもらうことは大事です。
大体の幼稚園ではパンツ1枚で登園してくださいと言われます。
幼稚園ではお友達と決まった時間にトイレに行くため、習慣になり、幼稚園に通い出したらトレーニングが進んだというお子さんも多いですよ。
もちろん園での失敗も多いので、先生には感謝の気持ちをもって接したいですね。
ポジティブな声掛け
成功した時はたくさん褒めてあげましょう。
トイレに行けてえらい!今日は〇回も行けてすごい!など、小さな成功も大切にし、子供が自信をもてるようにサポートします。
まとめ

トイレトレーニングは時間がかかるもの。忍耐強く、楽しい雰囲気を大切にしながら進めていくことが成功への鍵です。
子供には個々の発達段階があるため、周囲と比べて焦る必要はありません。無理をせず、親自身がリラックスできる時間を持ち、自身のメンタルケアも忘れない事も大事です。
お互いに楽しみながら、このプロセスを乗り越えましょう!