完全ミルク育児にしたいけれど実際のところどうなんだろう?やっぱり母乳で育てたほうが栄養面も安心かな?などミルク育児に不安や疑問がある方も多いと思います。
この記事では、実際にほぼミルク育児をしていた筆者が思うミルク育児のメリットデメリットをご紹介します。
筆者の場合は母乳育児がうまくいかなかったためにミルク育児になりましたが、メリットも多く感じました。今後ミルク育児をしようという方は、ぜひ参考にしてみてください。
メリット①まとまった時間眠ってくれる・ストレスからの解放

赤ちゃんは、お腹がいっぱいになるとそのまま眠ってくれることが多いです。
完全母乳育児だと、夜中に何度も授乳していて寝不足の方が多いと聞きます。母乳はたくさん出ていれば良いですが、どれくらい飲んでいるか不安に感じているお母さんも多く、ミルクで補っている混合育児の方も多いですね。筆者も混合育児でしたが、母乳拒否や母乳の量も少なかったためミルク頼りとなっていき、完全ミルク育児に切り替えました。
ミルク育児になってからは、夜中にお腹が空いて起きることが減り、産後二か月目には朝方までぐっすり眠ってくれるようになりました。赤ちゃんがぐっすり眠ってくれればお母さんも睡眠時間を多くとれますね。
また、完全ミルク育児にしたことで、授乳へのストレスがなくなりました。筆者は上手くいかない母乳育児に限界を感じていました。ですからミルク一本の授乳に変えることは悩みや不安の種が一つなくなり気持ちがすっきりしました。
メリット②父親も育児に積極的に参加できる
ミルクは母親だけでなく家族全員であげることができます。
ですから、父親が育児に積極的に関わることができ、父親も授乳するという喜びを感じることもできます。もちろん祖父母も授乳してくれるので、用事があっても預けやすいということもメリットです。
メリット③フォローアップミルクへの移行がスムーズ
離乳食後期(生後9か月頃)から栄養補強などの面で、フォローアップミルクが必要なお子さんも出てくると思います。筆者の子供は哺乳瓶とミルクが大好きだったため、フォローアップミルクに変えてもすんなり飲んでくれました。しっかりご飯を食べて体重も増えていればフォローアップミルクが必ず必要というわけではありませんが、コップ飲みができないうちは哺乳瓶であげることができ、ごくごく飲んでくれたので助かりました。
メリット④母乳に近い成分が入っているため安心
産後すぐは赤ちゃんの免疫力アップのためには母乳が絶対!というイメージがあったため、ミルクの成分は大丈夫なのだろうかと思っていました。ですが、粉ミルクは母乳に代わって赤ちゃんの成長をサポートするために「乳幼児調整乳たる表示の許可基準」という法律で基本の成分と分量が決められています。これなら安心して赤ちゃんに飲ませることができますね。
粉ミルクも種類によって基準以外の成分に違いがあったりするので、何種類か飲ませてみるのも良いかもしれません。
デメリット①お金がかかる

やはり一番のデメリットはミルク代がかかることです。
月齢が低いうちは飲む量も少ないですが、成長とともに飲む量も増え、最大1回あたり200mlを1日5回ほどあげていました。ミルク缶1缶が1週間ほどで消えていたので、月に7000円~8000円くらいかかっていたと思います。家計にとっては痛手ですね。メーカーによってお値段も違うので、値段で選ぶこともありますし、クーポンを使用してまとめ買いなどもしていました。
デメリット②外出時の持ち物が増える
外出時には哺乳瓶は必須の持ち物です。出先に調乳用のお湯があるか事前に調べて、無ければお湯も持参しなければいけません。哺乳瓶も大きくなるとかさばるので外出時は荷物が増えます。
デメリット③ミルクを冷ますまで時間がかかる
我が家では、ミルクを作ってから氷水に哺乳瓶をつけて温度を調節していました。
予定より早く赤ちゃんがミルクを欲しがって泣いても冷ますまでに時間がかかるため、すぐにミルクをあげられません。
外出先やレストランなどではミルクを冷ますために水道でひたすら水をあてて冷やしていました。早めにミルクを作っておくことをおすすめします。
デメリット④泣いたからといってミルクはたくさんあげられない
1日のミルクの量は大体決まっています。あげる間隔も、基本的には3時間以上空けなければいけません。赤ちゃんの胃腸に負担がかかるのを防いだり、吐き戻しや便秘予防のためです。
母乳であれば赤ちゃんが泣いた時にすぐお乳をあげて満足させてあげられるかもしれませんが、それができないのがデメリットといえます。
まとめ
いかがでしたか?完全ミルク育児には、メリットデメリットがありますが、子供はどちらでも元気に育ちます。ぜひ、ご自身に合った育児の参考にしてみてくださいね。