子供の送迎を車でスムーズに行いたいけれど、自信が無くて不安・・・そんな思いを抱えている親御さんは少なくないでしょう。私もその一人でした。
この記事ではペーパードライバーの私が子供の送迎を目的としてペーパードライバー講習を受講してみた感想や学んだことを詳しくお伝えします。
果たしてどんな変化があったのか、ペーパードライバー講習を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
はじめに:この記事の目的と背景
運転免許を取得してはや10数年。
結局全く運転することなく時は経ちましたが、家の購入と引っ越しを機に、私の心境に変化がおきました。
運転が必要。そう思ったきっかけはこちら。
運転が必要と思ったきっかけ
- 引っ越し先が駅から遠かった
- 子供を安全に送迎しようと思った
- 父親の老い
①引っ越し先が駅から遠かった
マイホームは駅まで自転車で15分ちょっと。
バス停までは徒歩5分。
普段は自転車で行けるけれど、子供が大きくなったら絶対に雨の日は駅まで送迎を頼まれるだろう。実際私が実家暮らしをしていた時は、父親にたびたび送迎してもらっていました。
今は夫が運転してくれているけれど、未来は何が起こるかわかりませんから。運転はできたほうがいいなぁと思いました。
②子供を安全に送迎しようと思った
幼稚園や小学校になると子供の習い事も始まり、親が送迎をする機会が増えます。
息子の習い事先までも距離があったため、電動自転車でも行けましたが雨の日や猛暑日は大変です。
また、子供が成長し、電動自転車の後部座席に乗ってレインカバーをしても、子供の頭が当たって首を曲げなければならない感じになってしまい、子供がレインカバーを嫌がるように。
更に、次男も成長し前の座席に座らせると体重オーバーぎりぎりになってきました。
そろそろ電動自転車での送迎は危険だし、悪天候でも安全に送迎できるように車の練習が必要かな~。
そんな思いが強くなってきました。
③父親の老い
子供と実家に帰る時は、私の父がよく家まで車で50分ほどかけて迎えに来てくれていました。
私もすっかり甘えていたのですが、その父ももう70歳を過ぎました。
歳をとればとっさの判断力が鈍くなってきますし、父はぼーっとしていることも多いし、そろそろ免許返納を薦めたいとも思い始めました。
実家へも自分の運転で帰れれば、夫に頼り切ることもないですよね。親の介護などで子供が送迎をしているという話もよく聞きます。
いつまでも親に甘えられないな、逆にお世話する将来も近いかもしれない。
このようなことがきっかけで、自信はないけれどペーパードライバー講習を受けてみるか!と決心したのでした。
出張型ペーパードライバー講習を選んだ理由

講習を選ぶにあたって、教習所での講習か、出張型の講習かを選ぶ必要がありました。
出張型ペーパードライバー講習を選んだ理由
- 時間を有効活用できる
- 自家用車で運転したかった
- 要望や希望に沿った練習をしてくれる
時間を有効活用できる

私が選んだ出張型のペーパードライバー講習は、自宅まで来てくれました。
そのため私は教習時間になるまで自宅で家事をしたり自由な時間を過ごせました。
といっても、主に教習前はその教習所のテキスト(会員だとネットで見れるテキスト)で予習や復習をしていました。(教習前はいつもドキドキ緊張していましたからね💦)
スキマ時間を有効に使いたい方にはおすすめです。
自家用車で運転したかった

インターネットで出張型ペーパードライバー講習を行っているところを色々と調べましたが、自宅に来てくれる所と、駅などで待ち合わせしてから教習するパターンがありました。
我が家の自家用車は軽自動車のため、小回りがきいて初心者には運転しやすい!というイメージが私の中にはありました。
また、教習を受けた後で実際に運転するのは自家用車であるため、私は自家用車での練習を希望しました。
教習車でもできますが、その分金額も高くなる場合もあるし、車種が違うと運転しづらく感じるかも・・・と思ったことも要因です。
要望や希望に沿った練習をしてくれるから
出張型ペーパードライバー講習では、生徒の要望や希望に沿った練習をしてくれます。
例えば、よく行くスーパーまでの道を練習したい!
とか、
実家までのルートを練習したい!
とか、
駐車が苦手だから今日は駐車練習メインで。
など。
私は特に要望はしていなかったのですが、全くの初心者同様だったので、運転の基礎から教えてもらうことに。
また、要望という点では、個人指導なので、指導者が合わないと練習もしんどく感じますよね。
そこで担当者を指名したり、変更できる会社を選びました。
一人で行っていそうな会社は、合わなかった時に困るので、口コミが良くても私は選ばないようにしていましたね。
1日目:路上運転開始!

ドキドキしながら迎えた教習当日。
選んだコースは、2時間×4回のコースにしました。
1回につき15000円くらい。割引などを使って予約しました。
初回にやったこと
- 車の操作説明
- 直進・右左折・カーブの練習
- 障害物の対応
我が家の軽自動車に補助ミラーや補助ブレーキなどをつけたらいざ教習開始!
始めに車の操作説明を受け、
「では進んでみてください~」
って、、いきなり路上ってド緊張です!
アクセルとブレーキも踏み間違えそうなくらいぎこちない。。

にしても、センターキープって意外と難しいのね💦
そして右側の対向車が近くて怖いよっ!
指導を受けたこと
①センターキープ、対向車を意識して左に寄りすぎないように
②右左折は曲がる外側へ目線を
③曲がる手前でしっかり減速
④車は手前から1mあけてまっすぐ抜く。自転車は2m。
初回はブレーキ操作に不慣れで曲がる時に勢いよく入ってしまったので反省です。
進みたい先に路駐車があると嫌だな~って思いますが、
なるほど。少し手前から右側に寄っていればすんなり抜けました。
2時間のうち一度休憩をはさみ、初回がやっと完了!

3時間にしなくて良かった~。
足筋肉痛みたいになって疲れたぁ。
2日目:住宅街での練習
2日目。
この日もまた担当のインストラクターは同じ方でした。
今回はカーブが多い道や市街地(信号のない住宅街)でも練習です。
カーブ続きの道だと、私は手前の道を意識しすぎて運転がぎこちなくなりがち。
おまけに対向車を怖がって左に寄せすぎて、縁石にぶつかりそうに!
「危ない!!」
思わずインストラクターの方が補助ブレーキを踏んで危機一髪でした。
こんな時のための補助ブレーキですが、ちょっと運転怖いって思ってしまいました。
市街地での運転は道幅が狭く、スピードも落として運転します。
まだ車体の幅を感覚として把握していない私は、ゴミ置き場を避けたつもりがぶつかってしまいました。

住宅街っていつ自転車が飛び出てくるかわからないから緊張する~!自転車で荒い運転をしていた過去を反省。。
市街地(信号のない住宅街)の練習で指導を受けたこと
①カーブはハンドルを切るタイミングに注意
②交差点では優先道路か非優先か判断
③非優先道路では必ず一時停止してしっかり安全確保する
3日目:インストラクターを変えてみた
3日目、今回は事前にインストラクターをチェンジしました。
というのも、1・2回目の担当者の方と私は相性が合わなかったのか、ずっと緊張の2時間だったため、教習後に疲れが出やすかったからです。
「もっと話しやすい気さくな方とか優しいインストラクターがいいなぁ」
そう思いながらホームページで何人もいるインストラクターの情報をチェック。
ホームページにはインストラクターの写真・血液型や趣味なども載っていて、なんとなく自分と相性が良さそうとか穏やかそうなどのイメージがわかりました。
そこで合いそうな方を見つけて指名してみることに。
教習を受けてみると、とても穏やかな方で、終始和やかな雰囲気で教習を受けることができました。

教習では自分のモチベーションを保つためにもインストラクターとの相性は大事!リラックスできたほうが練習もうまくいきそう☆
4日目:駐車練習に苦戦!

4日目は3日目から練習に入っていた駐車練習と狭い道の右左折なども練習しました。
でも、やっぱり駐車は苦手!
スーパーの駐車場で何度も練習です。
途中、ハンドルをどっちに切れば良いのかわからなくなってしまったり。(これは慣れかもしれない。)
基本的なハンドルの切り方がわかっても、微調整が難しかったり、左側後ろがぶつかりそうなのかどうかがよくわからなかったりするのです。
とりあえずテキストや教わったことを頭に入れつつ、家でも練習してみることにしました。
指導を受けたこと
①市街地での狭い右左折は、内輪差を意識して予め曲がる反対側へ車を寄せる。内側の壁の角が真横に来たらハンドル全切で直角に曲がるイメージをもつ。
②駐車のバックは後輪がどこを通るのかをイメージする。
初心者の心配事

4回の講習でとりあえず終了にした私ですが、まだまだ全然一人で運転できる感じではありません。
このブログを読んでくださっている方の中には、私と同じこんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
初心者の心配事
①駐車が苦手=駐車できないから駐車する必要がある場所に行けない。
②車線変更が苦手だから多車線はすごく怖い。
③臨機応変な対応が難しく感じる。
そこで、この不安の解消方法を考えてみました。
①駐車が苦手な場合・・・
家族などに助手席に乗ってもらい、良く行くスーパーなどまで運転&駐車練習してみましょう。
私は週一回出かけるのスーパーへは夫に助手席に乗ってもらい、駐車もできないながら練習しています。
できれば空いている駐車場で何度も練習すると上達が早そうですね。
しかし、教習で教わる初心者用の駐車の仕方とベテランの方の教え方は違うことがほとんど。
夫曰く、駐車のパターンは色々あるためどんなところからでも駐車スペースに入れるようにする必要があるのだとか。
やはり、練習あるのみですね~。
②③車線変更や臨機応変な対応について・・・
車線変更は私が苦手なため、多車線で運転する機会も少ないですが、十分に車間があれば余裕をもってできるため、簡単なところから始めるようにしています。
私は、ここまでは運転できるようになりたいという目的地を決めて、そのルートを何回も練習して慣れるようにしていますよ。

初めての道は緊張するので、良く知っている道から徐々に範囲を広げていくと良いかも!
緊急車両が来たらどうしよう、という不安もありました。
まだ遭遇したことはありませんが、周りの状況をよく見て判断しなければいけませんよね。
事前にどうするべきか確認しておくことは大事ですが、あまり不安になりすぎて運転できないなんてことにならないように、わからないことは運転の上手い人に確認しておくこともよいかもしれません。
初めての一人運転
私の初一人運転は、子供の習い事への送迎でした。
いつもは練習のため、夫に付き添ってもらっていましたが、この日は夫は出勤で不在。
あいにくの雨で、車で送らなければいけない状況に。
前日から雨予報のため夜から色んな不安が頭をよぎり、眠れないほどでした。
「狭い道で対向車が来たら?右折レーンの時に緊急車両が来たらどうするの?」
など不安はありましたが、この日は意を決して一人運転をしました!
(正確には後部座席に子供二人を乗せていましたが。。これが思った以上に安心感ありました (笑))
ドキドキしながらもなんとか送ることができホッとしました!
ですが、帰りのお迎え時は前が見えないほどの大雨。
怖かったですが、無事に送迎が出来たことで、少し自信がつきました。
駐車もまだまだ練習が必要で初心者マークは手放せませんが、子供の送迎を安全にできるように今後も頑張りたいと思っています。
まとめ

今回ペーパードライバー講習を受けてみて、多くの気づきと新たな自信を得ることができました。
初めは不安や戸惑いもありましたが、講習を通じて運転の基礎や安全運転の重要性を再確認でき、実際に運転してみることで少しずつ自身がついてきました。
これからも運転から遠ざからないように積極的に運転に取り組んでいきたいと思います。
ペーパードライバーだけどもう一度運転を頑張ってみたいという方は、不安もあると思いますが、一緒に少しずつ練習していきましょうね。運転に不安があってもこういった講習もあるので大丈夫ですよ。
一歩踏み出して、一緒に成長していきましょう!
